講演情報
[17p-K308-3]電顕監察下によるナノ粒子のオストワルドライプニング
〇森永 智1、依田 眞一1、大隅 壮太2、徳田 誠2 (1.京石ナノ研、2.熊大工)
キーワード:
表面自由エネルギー、粒子合体
近年10nm以下の微細ナノ粒子を用いた量子ドットなどの実用化によりナノ粒子への需要が高まっている。ナノ粒子の生成は、ブレークダウン法及びビルドアップ方式があるが微細ナノの生成では、後者が有利である。本稿では、微細ナノを電子顕微鏡で観察中にナノ粒子間の結合が確認された。この現象は、オストワルドライプニングと呼ばれ、2つのナノ粒子の表面エネルギーを減少させるために生じる。本稿では、偶然観察された2つのナノ粒子間に働く結合について報告する。