講演情報

[17p-K404-10]液晶性を利用したドーパント分布制御による電荷注入特性の向上

〇中野 博貴1、飯野 裕明1 (1.科学大未来研)

キーワード:

Ph-BTBT-10、液晶、ドーピング

液晶性有機半導体は流動性を持つ液晶相(スメクチック相)において、電子性伝導とイオン伝導の経路が共存していることが確認されている。本研究では、液晶性有機半導体にアクセプタ不純物分子をドープし、この分子間での電荷移動によりイオン化したドーパント分子を、スメクチック液晶相における電圧印加によって一方の電極にはき寄せることで、はき寄せた側の電極において3桁程度の電流値増加が確認された。