講演情報
[17p-K502-2]不均一広がり・14N 核スピンの影響に着目したアンサンブル NV センターにおける CW-ODMR 信号の解析
〇(M2)鈴木 琉生1,2、見川 巧弥1,2、岡庭 龍聖1,2、松崎 雄一郎3、徳田 規夫4、早瀬 潤子1,2 (1.慶大理工、2.慶大CSRN、3.中大理工、4.金大ナノマリ)
キーワード:
NVセンター、電子スピン二重共鳴、Lindbladマスター方程式
近年では、基礎・応用問わずNVセンター系への関心が高まっている。我々のグループでは、特殊なバイアス磁場の下で3準位を駆動することで実現する「電子スピン二重共鳴現象」の観測に成功したが、強い励起強度制限により、実用に耐える信号解析モデルが存在しなかった。そこで本研究では、実用上の励起強度制限を課さない解析モデルを構築し、超微細相互作用や系の不均一性を考慮した定量的な信号解析を行ったため報告する。