講演情報

[17p-K502-6]最適化磁石を使ったダイヤモンド量子センサーの特性評価

〇増山 雄太1、真栄 力2、田中 治樹3、阿部 浩之1、谷口 尚4、寺地 徳之4、桑波田 晃弘3 (1.QST、2.筑波大、3.東北大、4.NIMS)

キーワード:

量子センサ、NVセンタ、ダイヤモンド

ダイヤモンド量子センサーの高感度化において、磁場の不均一性がダイヤモンド量子センサーのコヒーレンス時間(T2*)を長くすることが重要である。不均一磁場はT2*を低減する要因であるため、高感度センシングには均一磁場印加が必要であり、従来はヘルムホルツコイルや大きな磁石ペアなどを用いられてきたが、センサー集積化の大きな妨げになっていた。本研究では、磁場一様性を最適化した小型の磁石 を用いることで、コンパクトなセットアップでありながら、磁場の不均一性を低減し、長いT2*を保てることを示した。