講演情報
[17p-K505-6]R因子とエネルギーの多目的最適化に基づく自動リートベルト解析
〇鈴木 雄太1、安藤 康伸2 (1.トヨタ自動車、2.東京科学大 化学生命科学研)
キーワード:
リートベルト解析、結晶構造、X線回折
自動リートベルト解析において、回折パターンのフィットの良さを示す指標であるR因子のみを最適化指標とすると物理的に不合理な結晶構造が得られる可能性があった。そこで本研究では、R因子と形成エネルギーの多目的最適化を行うMulti-Objective(MO) BBO-Rietveldを提案する。実際のX線回折パターンを対象とした実験において、R因子とエネルギー両方の観点で物理的に整合性が高い解の集合を高速に得られることを示した。