講演情報

[07発-KL-1]子供の発育発達とPhysical Literacy

*鈴木 宏哉1 (1. 順天堂大学)
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<演者略歴>
順天堂大学スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科先任准教授(発育発達学・測定評価学研究室PI)。2005年筑波大学大学院博士課程体育科学研究科修了(博士:体育科学)。日本スポーツ協会プロジェクト研究やスポーツ庁委託事業において、Physical Literacyに関する調査・研究を行っている。
スポーツ基本計画の中では「生涯にわたって運動やスポーツを継続し、心身共に健康で幸福な生活を営むことができる資質や能力(いわゆる「フィジカルリテラシー」)の育成を図る。」としてPhysical Literacy(PL)が登場する。International Physical Literacy Associationは“Physical literacy can be described as the motivation, confidence, physical competence, knowledge and understanding to value and take responsibility for engagement in physical activities for life.”と定義している。生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を育成することを目標とする学校体育とフィジカルリテラシー・PLは極めて近い概念である。カナダではLong-Term Athlete Developmentの文脈でPLが紹介されており、一般の子供だけでなく、競技者を目指す子供にとってもPLは重要視されている。国内では、定義や用語も定まっておらず、測定方法に関する研究も緒に就いたところである。本発表では、諸外国のPLの定義や測定方法、そして国内の調査・研究の一部を紹介したい。

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