講演情報

[06経-KL-3]熊本市部活動改革検討委員会 答申「新しい学校部活動の在り方について」

*坂下 玲子1 (1. 熊本大学)
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<演者略歴>
熊本大学大学院教育学研究科 教授
熊本市部活動改革検討委員会委員長(2022年11月24日~2024年3月31日)
熊本市部活動改革検討委員会は、市教育委員会からの諮問を受け、子どもの多様な体験の機会を確保するとともに、持続可能な運営を図るための今後の在り方について、10回にわたって議論をおこなった。本委員会で大切にしたのは、子どもたちのスポーツや文化活動との出会い、成長の場としての機会を減らさないことと現在部活動に参加していない子どもたちも参加できるようなさらなる充実であった。
 議論のなかで、学校部活動の教育的意義、地域の受け皿の確保が見通せない状況であること等を踏まえ、学校部活動を継続させることとした。新たな部活動の在り方として、教職員や地域人材で指導を希望する者が指導することを前提とし、地域人材を指導者として確保するための人材バンクの設置、学校・指導者との調整等を行うコーディネーターを配置すること、新たに発生する費用(指導費及び人材バンクの運営に係る費用)について、公費負担と受益者負担の在り方を整理する等を含む、4つの基本方針と具体的施策を示した。実現に向けての課題も多く、ご参加の皆様より専門的な立場からのご意見等を頂戴したい。

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