講演情報
[15政-KL-1]スポーツ政策の実装「熟議モデル」を視点に
*横山 勝彦1 (1. 同志社大学)
<演者略歴>
同志社大学スポーツ健康科学部教授 日本体育・スポーツ政策学会会長 <日本>文化経済学会理事
(公財)京都青少年育成スポーツ財団常任理事 京都市スポーツ殿堂委員会委員長
同志社大学スポーツ健康科学部教授 日本体育・スポーツ政策学会会長 <日本>文化経済学会理事
(公財)京都青少年育成スポーツ財団常任理事 京都市スポーツ殿堂委員会委員長
スポーツ政策は、スポーツ基本法を根拠とした政策目標の設定、施策となる基本計画の策定、その具現化としての事業実施によって実装される。2011年公布のスポーツ基本法の施行に沿って1期、2期、3期とスポーツ基本計画が策定されているが、それらの具体的な施策内容の実施となると、長期的かつ可視化が難しい政策については施策の推進や事業展開に脆弱さがみられ、その実装は未達である。政策は、送り手である供給側の実施効果を受け手となる需要側が実感したときに理解と納得が得られる。このためには、多様なアクターとの有機的な連携による、ひと・もの・かねといった政策資源の配分が求められる。つまり、様々なアクター間との対話が必要となるが、このネットワークの合意形成と調達は、予算面、財源確保などから公共政策全般にとっての悩ましい問題でもある。この解決に関して、欧米では代表制民主主義の限界への言及から、アクターとの対話を成立させる熟議が活用されている。本報告では、公共政策形成の手段として有用とされる熟議モデルを視点にスポーツ政策を実装するネットワークについて考える。
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