講演情報

[生涯スポーツ-A-02]鶴ヶ島市地域クラブ化支援モデル事業への取り組み②(経)地域子どもスポーツ振興におけるトータルマネジメントアプローチ

*小野里 真弓1、江向 真理子2、水上 雅子3 (1. 尚美学園大学、2. 鶴ヶ島市スポーツ少年団、3. 杉野服飾大学)
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スポーツによる地域振興や地域活性化は、現代社会における少子高齢化問題や地域経済の衰退など、様々な課題を解決するための一つの方策として大きな期待が寄せられている。これまでわが国では、地域スポーツ振興の取り組みにおいて、学校や行政組織が中心的な役割を担い進められてきた経緯がある。その主たる目的は、地域住民となる人々が生涯にわたり、心身ともに健康で豊かな生活を営むことであり、安全かつ公正な環境のもとで日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、スポーツを支える活動に参画できる機会を確保することが求められている。
 また、スポーツ基本計画では、「子どものスポーツ機会の充実を目指し、学校や地域等において、すべての子どもがスポーツを楽しむことができる環境の整備を図る」ことが政策目標として掲げられ、学校と地域における子どものスポーツの機会の充実への取り組みは、地域スポーツ振興の重要な課題である。 
 本研究は、埼玉県鶴ヶ島市スポーツ振興課が計画している地域スポーツクラブとしての支援モデル事業に着目し、子どもたちの体力向上をはじめ、活動の体制づくり、支援づくり、指導体制づくりなど、総合的な視点からより円滑な活動となるマネジメントを検討することを目的とする。特に、スポーツマネジメントの視点となる「活動を取りまく要因」およびそれぞれの部署や関わりのある組織における「マネジメントの役割」、さらに長期的な活動を視野に入れた「マネジメントサイクルの構築」など、実践的なマネジメントの展開を目指すものである。 具体的な取り組み内容や地域スポーツ振興へのマネジメントモデルについては、当日の発表にて報告する。

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