講演情報
[生涯スポーツ-A-05]ピラティスメソッドは下肢筋力を向上させるか?(生)
*八田 有洋1、田巻 以津香1、知念 嘉史1 (1. 東海大学体育学部生涯スポーツ学科)
背景:ピラティスはリハビリテーションとコンディショニングを目的に考案されたエクササイズであり、負荷や抵抗を調節できるマシーンを用いたマシーンピラティスとマットピラティスに分類され、心身の様々な効果が報告されている。しかし、マットピラティスが下肢筋力に及ぼす効果については不明な点が多い。
目的:マットピラティスの介入により下肢筋力が向上するか否かを明らかにする。
方法:被験者は一般健康成人26名とし、週1回60分のマットピラティスを12週間実施するピラティス群13名とピラティスを実施しない対照群13名をランダムに分類した。測定項目は、等速性膝関節伸展屈曲力とし、両被験者共に12週間の介入前後に脚筋力測定装置(easytech Plus)を用いて測定した。
結果及び考察:介入中に両群ともに2名が参加を中止したため、両群11名の測定結果を分析の対象とした。60deg/secの低速膝伸展力(体重あたりの最大トルク:Nm/kg)と180deg/secの高速膝伸展力(Nm/kg)において、群(対照群×ピラティス群)と介入(介入前×介入後)の要因間で交互作用が認められ、ピラティス群のみ介入後に膝伸展力が有意に改善する傾向が認められた。したがって、マットピラティスは若年健康成人の下肢筋力向上に有効であることから、低体力者や歩行困難者も実施可能なマットピラティスは、下肢筋力の保持増進と生活の質(QOL)の向上に寄与するライフステージに応じた生涯スポーツであることが示された。
目的:マットピラティスの介入により下肢筋力が向上するか否かを明らかにする。
方法:被験者は一般健康成人26名とし、週1回60分のマットピラティスを12週間実施するピラティス群13名とピラティスを実施しない対照群13名をランダムに分類した。測定項目は、等速性膝関節伸展屈曲力とし、両被験者共に12週間の介入前後に脚筋力測定装置(easytech Plus)を用いて測定した。
結果及び考察:介入中に両群ともに2名が参加を中止したため、両群11名の測定結果を分析の対象とした。60deg/secの低速膝伸展力(体重あたりの最大トルク:Nm/kg)と180deg/secの高速膝伸展力(Nm/kg)において、群(対照群×ピラティス群)と介入(介入前×介入後)の要因間で交互作用が認められ、ピラティス群のみ介入後に膝伸展力が有意に改善する傾向が認められた。したがって、マットピラティスは若年健康成人の下肢筋力向上に有効であることから、低体力者や歩行困難者も実施可能なマットピラティスは、下肢筋力の保持増進と生活の質(QOL)の向上に寄与するライフステージに応じた生涯スポーツであることが示された。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン