講演情報
[生涯スポーツ-A-11]スポーツを「ささえる」活動の継続意志を予測する要因(心)若年層のライフステージによる比較
*元嶋 菜美香1、八尋 風太2、相羽 枝莉子3 (1. 九州産業大学、2. 至学館大学、3. 横浜国立大学)
中学校部活動の地域移行化に伴う人材確保の方策として,研究プログラムや就業環境の整備,適切な対価の支払いといった外的要因が挙げられている(スポーツ庁,2022).一方で,スポーツボランティアの価値(作野・望月,2015)である「能力・経験の活用」や「自己成長」,スポーツの本質(スポーツ庁,2022)である「楽しさ」や「喜び」などの内発的な要因については言及されていない.また,大学生をはじめとした若年層の参画が期待されるが(笹川スポーツ財団,2015),大学生と社会人では生活環境が異なることから促進要因の差異が予測される.以上を踏まえて,本研究は,スポーツを「ささえる」活動の価値や促進要因が継続意志を予測することを検証するとともに,ライフステージによる差異を明らかにすることを目的とする.
インターネット調査会社の登録モニターである18~39歳の大学生および社会人を調査対象とし,スクリーニングおよび本調査を実施した.継続期間,活動頻度,活動内容,不適切回答などを確認し,403名を分析対象とした.フェイスシートとして,性別,年齢,所属教育機関/最終学歴について回答を求めた.継続経験として,身体活動指標修正版(尼崎ほか,2018)と行動変容ステージ(崔ほか,2019)を問う項目を援用して回答を求めた.促進要因として,先行研究を参照し48項目を抽出し,回答を求めた.
促進要因の因子構造の確認のために探索的因子分析をおこなった結果,4因子が抽出された.次に,継続意志を目的変数,促進要因を説明変数とした順序ロジスティック回帰分析をおこなった結果,ライフステージと活動経験による差異が確認された.大学生は参加者や選手が楽しんでいる姿を見ること,20・30代の社会人は自分自身の体力作りになることや活動内容を工夫できることで継続意志が高まることが示唆された.
インターネット調査会社の登録モニターである18~39歳の大学生および社会人を調査対象とし,スクリーニングおよび本調査を実施した.継続期間,活動頻度,活動内容,不適切回答などを確認し,403名を分析対象とした.フェイスシートとして,性別,年齢,所属教育機関/最終学歴について回答を求めた.継続経験として,身体活動指標修正版(尼崎ほか,2018)と行動変容ステージ(崔ほか,2019)を問う項目を援用して回答を求めた.促進要因として,先行研究を参照し48項目を抽出し,回答を求めた.
促進要因の因子構造の確認のために探索的因子分析をおこなった結果,4因子が抽出された.次に,継続意志を目的変数,促進要因を説明変数とした順序ロジスティック回帰分析をおこなった結果,ライフステージと活動経験による差異が確認された.大学生は参加者や選手が楽しんでいる姿を見ること,20・30代の社会人は自分自身の体力作りになることや活動内容を工夫できることで継続意志が高まることが示唆された.
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