講演情報

[06経-口-04]地域子どもスポーツのマネジメント評価鶴ヶ島モデル「チームつるがしま」の試み

*水上 雅子1、小野里 真弓2、江向 真理子3 (1. 杉野服飾大学、2. 尚美学園大学、3. 鶴ヶ島市スポーツ少年団)
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埼玉県鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課は、地域クラブ化支援モデル事業として、まちづくりの視点を踏まえた新しい地域クラブ 鶴ヶ島モデル「チームつるがしま」を実施するための準備を進めている。この計画は、2024年10月よりモデル事業として実施する予定であり、初めの対象は中学1、2年生、種目は市内全中学校に部が存在するバスケットボールである。活動の目標は、行政機関や他の中学校との連携、世代を超えた指導者や異種目との交流など、地域で子どものスポーツ活動を支え、関係した人々が、生きがいや、やりがいを感じることができることを目指すものである。本研究では、鶴ヶ島モデル「チームつるがしま」が、目標に向けて効果的に実施されているか、さらなる支援計画、今後の展望につながるための評価方法を検討することを目的とする。調査方法は、関係者へのアンケート調査を実施する。具体的な調査対象者は、活動の中心となる生徒と活動を支える①鶴ヶ島市教育委員会生涯学習スポーツ課、②学校、③保護者、④スポーツ少年団、⑤行政(埼玉県)、⑥地域クラブ(大人のサークルなど)、⑦地域コミュニティ、⑧企業、⑨活動に参加しているボランティア(大学生など)等、「チームつるがしま」に関わる全ての人々となる。調査項目は、このモデルが目指す①子どもの成長と可能性 ②鶴ヶ島市の目指すまちづくり ③支える人々のいきがい・やりがい の3つの視点を基本とし、楽しさ、スキルアップ、心の成長、仲間、スポーツの継続、チームの成長、自分自身の評価、コミュニケーション、バスケットボールについてなど、それぞれの関係者に対して項目を設定し、五段階スケールで回答を求めることとした。この評価方法を基に、継続的な活動を展開するためのマネジメントポイントが示されると考える。

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