講演情報
[11教-口-05]防災体験キャンプを通じた体験活動の実践報告防災体験キャンプの可能性
*櫻木 規美子1、黒崎 辰馬1、水﨑 佑毅2 (1. 神戸医療未来大学、2. 周南公立大学)
近年、自然災害の頻発やその被害の拡大に伴い、防災意識の向上が求められている。防災教育は本来、災害時に適切な行動をとるための知識やスキルを身につけることを目指すが、従来の教室内での指導だけでは限界がある。一方、野外教育や体育スポーツ教育は、日常的かつ実践的な活動を通じて参加者の能力や意欲を引き出す効果がある。そこで本稿では、防災体験キャンプを通じて行われる各種体験活動の可能性について検討・考察した。
今回の防災体験キャンプの対象は大学生6名で、2023年2月9~10日の一泊二日で実施した。2日目は地域住民の方々(地域の子ども 6 名、保護者 3 名、高齢者 約 10 名)と交流しながら防災を体験できるプログラムを行った。目的は①防災体験キャンプを通じた新たな気づきや知見の獲得すること②地域の方と交流し地域の特性を知りながら、非常時の対応や行動について学ぶ活動の実施である。実施内容は非常時の対応や行動について学び、自身の身を守る自助、周囲の人間と助け合う共助について考え、参加者自身で創意工夫して取り組めるプログラムを提供した。さらに被災時の環境について知り、被災時の状況を想定した活動などをグループで実施した。プログラムは薪割り・火起こし体験、ダンボールベッドと寝袋体験、防災に関わる遊び・ゲームなどである。プログラム終了後にアンケートおよび感想を収集した。
感想の中で、被災時の状況を想定した活動について「子ども達が中心となって考えてやってみるというのが多く見られたと思い良いことだなと思いました」や野外体験について「自分達でテントも建ててご飯も作って夜も寒い中どうにか過ごせるように工夫して行うことが出来たので良かったです」など参加者自身の工夫や野外活動と防災のつながりを意識した意見もあり、教育的な可能性が感じられるものであった。
今回の防災体験キャンプの対象は大学生6名で、2023年2月9~10日の一泊二日で実施した。2日目は地域住民の方々(地域の子ども 6 名、保護者 3 名、高齢者 約 10 名)と交流しながら防災を体験できるプログラムを行った。目的は①防災体験キャンプを通じた新たな気づきや知見の獲得すること②地域の方と交流し地域の特性を知りながら、非常時の対応や行動について学ぶ活動の実施である。実施内容は非常時の対応や行動について学び、自身の身を守る自助、周囲の人間と助け合う共助について考え、参加者自身で創意工夫して取り組めるプログラムを提供した。さらに被災時の環境について知り、被災時の状況を想定した活動などをグループで実施した。プログラムは薪割り・火起こし体験、ダンボールベッドと寝袋体験、防災に関わる遊び・ゲームなどである。プログラム終了後にアンケートおよび感想を収集した。
感想の中で、被災時の状況を想定した活動について「子ども達が中心となって考えてやってみるというのが多く見られたと思い良いことだなと思いました」や野外体験について「自分達でテントも建ててご飯も作って夜も寒い中どうにか過ごせるように工夫して行うことが出来たので良かったです」など参加者自身の工夫や野外活動と防災のつながりを意識した意見もあり、教育的な可能性が感じられるものであった。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン