講演情報
[11教-口-14]小学校5年生の攻守一体プレイ型のミニラケットを使用した授業におけるゲームパフォーマンスの変容
*尾木 征夫1、小泉 岳央2、奥村 拓朗3、近藤 智靖2 (1. 日本体育大学大学院、2. 日本体育大学、3. 東洋大学)
平成29年告示の小学校学習指導要領解説体育編のネット型において、新たにテニスやバドミントンといった攻守一体プレイ型が例示され、高等学校までの系統性が担保された。中学校に位置付けられている用具を用いる種目の学習のためには、小学校の時期に用具を操作する経験をしておく必要がある。しかしながら、これまでの攻守一体プレイ型の実践では、用具操作を易しくするために、手の平や手にはめて使う用具で打球するものが多く、ラケットなど手で握る用具を用いた実践が少ない。そのため、ラケットを用いた授業実践を行い、教材開発や授業計画を検討する上での資料となりうるゲームパフォーマンスに関するデータを蓄積する必要があると考える。
そこで本研究では、小学校5年生の攻守一体プレイ型におけるミニラケットを使用した授業を通して、ゲーム中のゲームパフォーマンスの変容から、ミニラケットを使用した際の技能の実態を明らかにすることを目的とした。
研究方法は、小学校5年生を対象に実施した10時間の攻守一体プレイ型の授業において、3時間目から5時間目までのラリーゲームと6時間目から10時間目までのメインゲームを撮影し、そこで発揮されたゲームパフォーマンスの分析を行った。設定した評価基準は、先行研究(北村ほか,2014:清水ほか,2022)を参考にし、ボール操作として「サーブ」「打ち方」「返球」「返球先」、ボールを持たないときの動きとして「打点に入る動き」「返球後に抜ける動き」「定位置に戻る動き」を設定した。分析の信頼性確保のために、体育科教育学を専門とする大学教員1名と大学院生2名の計3名が、設定した評価基準を用いてそれぞれ独立して事前分析を行い、観察者間で88.5%と十分高い一致率(シーデントップ,1988)が得られたので、筆者1名が分析をした。なお、結果の詳細は当日発表する。
そこで本研究では、小学校5年生の攻守一体プレイ型におけるミニラケットを使用した授業を通して、ゲーム中のゲームパフォーマンスの変容から、ミニラケットを使用した際の技能の実態を明らかにすることを目的とした。
研究方法は、小学校5年生を対象に実施した10時間の攻守一体プレイ型の授業において、3時間目から5時間目までのラリーゲームと6時間目から10時間目までのメインゲームを撮影し、そこで発揮されたゲームパフォーマンスの分析を行った。設定した評価基準は、先行研究(北村ほか,2014:清水ほか,2022)を参考にし、ボール操作として「サーブ」「打ち方」「返球」「返球先」、ボールを持たないときの動きとして「打点に入る動き」「返球後に抜ける動き」「定位置に戻る動き」を設定した。分析の信頼性確保のために、体育科教育学を専門とする大学教員1名と大学院生2名の計3名が、設定した評価基準を用いてそれぞれ独立して事前分析を行い、観察者間で88.5%と十分高い一致率(シーデントップ,1988)が得られたので、筆者1名が分析をした。なお、結果の詳細は当日発表する。
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