講演情報

[08測-ポ-14]インソール型歩容センサーを利用した健康・見守り支援クラウドシステムによる日常生活中の歩容モニタリング

*佐藤 進1 (1. 金沢工業大学)
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我々は、歩容センサーを装着したスマートシューズを用いた地域高齢者のための健康・見守り支援クラウドシステムの開発を試みている。本研究では、インソール型の歩容センサーを用いて計測した日常生活中における歩容の特徴について検討することを目的とした。本研究では、歩行分析センサー(NEC製,日常計測センサー,以後,歩容センサー)と、計測用のスマーフォンアプリケーションA-RROWG(NEC製)を用いて日常生活における歩容を計測した。A-RROWGを起動したスマートフォンを身に着けた状態で、歩容センサーが装着されたインソール入りの靴を履いて歩くと、歩行パラメーターが1日に3回自動で計測される。20代から80代の被験者6名(男性5名、女性1名)を対象に、約1年間のモニタリングを実施した。NEC製歩容センサーにより計測されるパラメータに加え、我々が独自に作成した歩容に関するパラメータ(歩き方および歩き方の左右バランスの総合スコア)の特徴を確認した。本研究のアプローチは、実験室の歩行路等で実施される歩行分析研究とは異なるが、被験者の年代の違いによる歩容特性の違いや、被験者内の日常的な歩容特性の変動に加え、怪我や気候の変動などの特異的な状況の変化に対応した変動もうかがえた。

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