講演情報

[08測-ポ-25]ラプソードを用いたストレートの変化量からみた評価

*大野 貴弘1、山田 健二1、須藤 明治2 (1. 国士舘大学体育研究所、2. 国士舘大学体育学部)
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近年、野球において、ホークアイやラプソードなどのトラッキングシステムを用いた機器の導入によって、ピッチング技術が向上してきている。ピッチングにおいてフォームの違いなどにより、速球いわゆるストレートの球速や回転数、回転軸がシュート系やスライダー系など個人差も大きく、その球質により得意や苦手とする変化球などが変化してくると考えられる。本研究では、ラプソードを用いて、ストレートの縦と横の変化量から球質を評価する方法について、先行研究を参考に実際に選手へフィードバックを行った事例について発表する。ストレートの変化量において、伸び系や標準、垂れ系など9タイプに分類される中、本発表では各タイプの特徴的な選手を抽出し解説する。タイプの分類は、縦の変化量が38cm以下、39~45cm、46cm以上の3タイプ、横の変化量が8cm以下、10~30cm、30cm以上の3タイプ、縦と横の組み合わせで9タイプとして分類されている。高校野球選手の投手を対象に、各選手にストレートを含む持ち球を各5球投球し、球速や回転数、変化量などを参考に、総合的に評価を行った。タイプについて意識させずに、普段の投球に近づけるように計測を行った。タイプの解説、評価方法、選手へのフィードバックの効果等について、発表の際に解説する。

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