講演情報
[09方-ポ-28]運動内観報告から見た跳躍タイプの検討走幅跳を対象として
*宮内 育大1、中野 裕仁2、森長 正樹1 (1. 日本大学スポーツ科学部、2. 日本大学大学院総合社会情報研究科人間科学専攻)
走幅跳の重要な局面である踏切局面について、先行研究では客観的指標に基づくバイオメカニクス的検討により、踏切局画における跳躍タイプについて言及している(Fukashiro and Wakayama,1992;阿江,2002)。しかし、実際の現場において先行研究で提示されているタイプの提示や指導は、主観的な判断や情報によって行われる場合が多い。しかし、これまで主観的な評価による跳躍タイプの特徴などについて、検討された研究はあまり見られない。そこで主観的な評価指標である運動内観報告に着目し、報告内容から跳躍タイプを分類、その特徴について客観的指標を加えながら検討することを目的とした。
被験者は、2024年度第2回N大学陸上競技会の男子走幅跳に出場した14名とした。分析対象試技は上記競技会において行われた計64試技(平均記録:7.02±0.60)とし、客観的な指標を得るために走路に対して側方30m地点から1台のハイスピードカメラにてパンニング撮影した。また主観的な指標を得るために、毎跳躍試技終了後にその動作に関する内省報告を得た。なお、被験者には競技会開始前に研究趣旨および実験プロトコルを説明し、参加の同意を得た。
先行研究で示されている従来の跳躍タイプ分類を参考に、水平方向への力発揮が優位になった跳躍タイプをスピード型、踏切での鉛直方向への力発揮が優位になった跳躍タイプをジャンプ型、スピード型とジャンプ型をミックスさせた両方型として報告してもらった。その結果,スピード型が30試技、ジャンプ型が28試技、両方型が6試技であった.客観的視点では先行研究で示されている項目に加え,大転子中点などの速度や変位に差がみられた。また内観報告から腰部に対する報告がみられ、指導現場において、腰部の動きに着目した評価の有効性が示唆された。
被験者は、2024年度第2回N大学陸上競技会の男子走幅跳に出場した14名とした。分析対象試技は上記競技会において行われた計64試技(平均記録:7.02±0.60)とし、客観的な指標を得るために走路に対して側方30m地点から1台のハイスピードカメラにてパンニング撮影した。また主観的な指標を得るために、毎跳躍試技終了後にその動作に関する内省報告を得た。なお、被験者には競技会開始前に研究趣旨および実験プロトコルを説明し、参加の同意を得た。
先行研究で示されている従来の跳躍タイプ分類を参考に、水平方向への力発揮が優位になった跳躍タイプをスピード型、踏切での鉛直方向への力発揮が優位になった跳躍タイプをジャンプ型、スピード型とジャンプ型をミックスさせた両方型として報告してもらった。その結果,スピード型が30試技、ジャンプ型が28試技、両方型が6試技であった.客観的視点では先行研究で示されている項目に加え,大転子中点などの速度や変位に差がみられた。また内観報告から腰部に対する報告がみられ、指導現場において、腰部の動きに着目した評価の有効性が示唆された。
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