講演情報
[12-1040-3add]千葉県
小川 明宏 (城西国際大学 福祉総合学部 理学療法学科 准教授
千葉県理学療法士会 副会長
糖尿病対策推進 千葉県代表)
千葉県理学療法士会 副会長
糖尿病対策推進 千葉県代表)

2000年:医療法人鳳生会 成田病院 リハビリテーション科
2006年:東邦大学医療センター佐倉病院 リハビリテーション部
2011年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 博士前期課程 入学
2017年:東邦大学医学部 非常勤研究生
2018年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
博士前期課程 修了(リハビリテーション学修士)
埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 博士後期課程 入学
2020年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
博士後期課程 修了(健康科学博士)
埼玉県立大学 博士研究員
2024年:城西国際大学 福祉総合学部 理学療法学科 准教授
2006年:東邦大学医療センター佐倉病院 リハビリテーション部
2011年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 博士前期課程 入学
2017年:東邦大学医学部 非常勤研究生
2018年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
博士前期課程 修了(リハビリテーション学修士)
埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 博士後期課程 入学
2020年:埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
博士後期課程 修了(健康科学博士)
埼玉県立大学 博士研究員
2024年:城西国際大学 福祉総合学部 理学療法学科 准教授
ダイアベティス(糖尿病)は我が国における主要な生活習慣病の一つであり,その罹患率および合併症による要介護・死亡リスクの高さが社会的課題となっている.千葉県においても高齢化の進展に伴い糖尿病患者数は増加傾向にあり,特に二次医療圏間において患者数や人口当たりの患者割合に差がみられるとともに,医療資源および専門職の配置の偏在が顕著である.千葉県では糖尿病性腎症重症化予防プログラムの推進や,医療・行政の連携体制の強化を図っているが,地域間の支援体制にはなお格差が存在し,リハビリテーション専門職の積極的な参画は十分とは言えないのが現状である.
同時に,県内の理学療法士における糖尿病関連資格(認定・専門理学療法士,糖尿病療養指導士など)の取得状況や,各医療機関における糖尿病関連施設基準の届出状況については,これまで体系的な整理・分析が十分に行われていない.これらの情報を統合的に把握し,地域における専門的人材の分布や活動体制を可視化することは,理学療法士が糖尿病対策において果たすべき役割を明確化する上で極めて重要である.今後は,生活習慣の改善支援,運動療法の実践および教育,フットケアなどを含む多面的な介入を通じて,保健・医療・福祉を横断した地域支援モデルを構築し,理学療法の専門性を社会実装していくことが求められる.
千葉県理学療法士会では,こうした現状を踏まえ,糖尿病領域における専門的介入の強化と,行政・医療・学術の連携を推進することを目的に,「専門領域対策チーム(仮称)」の発足を構想している.本シンポジウムでは,県内の資格取得状況,施設基準の届出,および患者動態などのデータをもとに,理学療法士の関与の現状と課題を整理し,理学療法士が公衆衛生・保健行政分野においてどのように貢献し得るか,県士会としての支援・連携体制と行政施策・政策への提言の方向性について展望を述べる.
同時に,県内の理学療法士における糖尿病関連資格(認定・専門理学療法士,糖尿病療養指導士など)の取得状況や,各医療機関における糖尿病関連施設基準の届出状況については,これまで体系的な整理・分析が十分に行われていない.これらの情報を統合的に把握し,地域における専門的人材の分布や活動体制を可視化することは,理学療法士が糖尿病対策において果たすべき役割を明確化する上で極めて重要である.今後は,生活習慣の改善支援,運動療法の実践および教育,フットケアなどを含む多面的な介入を通じて,保健・医療・福祉を横断した地域支援モデルを構築し,理学療法の専門性を社会実装していくことが求められる.
千葉県理学療法士会では,こうした現状を踏まえ,糖尿病領域における専門的介入の強化と,行政・医療・学術の連携を推進することを目的に,「専門領域対策チーム(仮称)」の発足を構想している.本シンポジウムでは,県内の資格取得状況,施設基準の届出,および患者動態などのデータをもとに,理学療法士の関与の現状と課題を整理し,理学療法士が公衆衛生・保健行政分野においてどのように貢献し得るか,県士会としての支援・連携体制と行政施策・政策への提言の方向性について展望を述べる.
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