講演情報
[O-4-1]慢性腎不全患者へのリハビリテーション実施に対する理学療法士の「介入への課題」と「必要な知識」の検討:アンケートおよび自由記載のテキストマイニング分析
*髙橋 蓮1、河野 健一2、平野 裕真3、矢部 広樹4、山口 智也3、田村 由馬5、髙橋 もも5、今岡 信介6、野村 卓生7、井垣 誠8
1. 医療法人偕行会 偕行会城西病院 リハビリ課
2. 国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科
3. 浜松医科大学付属病院 リハビリテーション課
4. 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
5. 獨協医科大学日光医療センター リハビリテーション部
6. 社会医療法人敬和会 大分岡病院 リハビリテーション部
7. 関西医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
8. 公立豊岡病院組合立 豊岡病院 リハビリテーション技術科
1. 医療法人偕行会 偕行会城西病院 リハビリ課
2. 国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 理学療法学科
3. 浜松医科大学付属病院 リハビリテーション課
4. 聖隷クリストファー大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
5. 獨協医科大学日光医療センター リハビリテーション部
6. 社会医療法人敬和会 大分岡病院 リハビリテーション部
7. 関西医科大学 リハビリテーション学部 理学療法学科
8. 公立豊岡病院組合立 豊岡病院 リハビリテーション技術科
キーワード:
腎臓リハビリテーション、理学療法士、慢性腎不全
【はじめに、目的】慢性腎不全(CKD)患者に対する理学療法士(PT)の介入率は低く、介入を妨げる課題や必要な知識は不明である。本研究は、腎臓リハビリテーション(RR)を既に実施しているPTと、未実施のPTにおける、RRの「介入の課題」と「必要な知識」を調査することで、RRの実践を促す方法を検討することを目的とした。
【方法】2025年1月に日本PT協会に登録されているPTを対象にアンケートを実施した。アンケートは、対象者の基本情報の聴取と、「介入の課題」と「必要な知識」の2項目に対する自由記述形式で構成された。RRの実施の有無は、主疾患か併存疾患かは問わず、腎疾患を持つ患者に対してPT介入をしているか否かで定義した。RRを実施していない群(非RR群)と実施群(RR群)の2群に分け、カテゴリデータは、カイ二乗検定で解析し、自由記述はテキストマイニングによる共起ネットワーク分析を行った。
【結果】有効回答は5,019名(非RR群1,491名、RR群3,528名、回答率5.9%)であった。非RR群はRR群と比較して年代、経験年数が高く、最終学歴は、専門学校・短期大学卒の割合(56.81 vs 51.73%)、回復期勤務の割合(61.2 vs 46.8%)が有意に高かった。テキストマイニングの結果、「介入の課題」として、非RR群は「透析時間内の運動療法の実施」「リハビリテーションの有効性や必要性の周知」「PTの知識不足」「RRの実施が少ない」「医師からの処方」「診療報酬の算定」が抽出された。RR群は、「透析患者に実施する時間」「PTの知識不足と教育」「RRの認知」「医師、看護師との連携」「疾患別リハビリテーションの算定」が課題として抽出された。両群ともに「リスク管理」が抽出された。「必要な知識」として、非RR群は、「基本的な効果や基礎知識」「運動療法実施の禁忌」「施設における具体的な介入方法の最新知識」が抽出された。RR群は、「透析患者の介入方法」「運動療法実施の効果」が抽出された。両群ともに「リスク管理」は抽出された。
【結論】非RR群のPTに対し、基礎情報の整理と実践的知識への段階的教育、さらに多職種協働を支える仕組みを整備することがRRの普及に重要であることが示唆された。その上で、能動的に課題設定をおこない、具体的な知識を必要とする認識や意識に対する介入が必要であると考える。
倫理的配慮:本研究は、国際医療福祉大学倫理委員会にて承認を得た(承認番号:24-CC-029).
【方法】2025年1月に日本PT協会に登録されているPTを対象にアンケートを実施した。アンケートは、対象者の基本情報の聴取と、「介入の課題」と「必要な知識」の2項目に対する自由記述形式で構成された。RRの実施の有無は、主疾患か併存疾患かは問わず、腎疾患を持つ患者に対してPT介入をしているか否かで定義した。RRを実施していない群(非RR群)と実施群(RR群)の2群に分け、カテゴリデータは、カイ二乗検定で解析し、自由記述はテキストマイニングによる共起ネットワーク分析を行った。
【結果】有効回答は5,019名(非RR群1,491名、RR群3,528名、回答率5.9%)であった。非RR群はRR群と比較して年代、経験年数が高く、最終学歴は、専門学校・短期大学卒の割合(56.81 vs 51.73%)、回復期勤務の割合(61.2 vs 46.8%)が有意に高かった。テキストマイニングの結果、「介入の課題」として、非RR群は「透析時間内の運動療法の実施」「リハビリテーションの有効性や必要性の周知」「PTの知識不足」「RRの実施が少ない」「医師からの処方」「診療報酬の算定」が抽出された。RR群は、「透析患者に実施する時間」「PTの知識不足と教育」「RRの認知」「医師、看護師との連携」「疾患別リハビリテーションの算定」が課題として抽出された。両群ともに「リスク管理」が抽出された。「必要な知識」として、非RR群は、「基本的な効果や基礎知識」「運動療法実施の禁忌」「施設における具体的な介入方法の最新知識」が抽出された。RR群は、「透析患者の介入方法」「運動療法実施の効果」が抽出された。両群ともに「リスク管理」は抽出された。
【結論】非RR群のPTに対し、基礎情報の整理と実践的知識への段階的教育、さらに多職種協働を支える仕組みを整備することがRRの普及に重要であることが示唆された。その上で、能動的に課題設定をおこない、具体的な知識を必要とする認識や意識に対する介入が必要であると考える。
倫理的配慮:本研究は、国際医療福祉大学倫理委員会にて承認を得た(承認番号:24-CC-029).
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