講演情報
[B-10-02]直隶高等工業学堂意匠図絵科と近代中国デザイン教育の発端
*徐 韶華1、周 晨禾2 (1. 中國藝術研究院、2. 千葉大学大學院)
キーワード:
直隶高等工業学堂、意匠図絵科、中國デザイン教育
本研究は,1904年に直隷高等工業学堂に設置された意匠図絵科を対象とし,その成立背景,命名および教育内容を検討した。『奏定学堂章程』をはじめとする制度資料,報刊記事および档案史料の分析に基づき,意匠図絵科が日本の東京高等工業学校工業図案科を制度的参照として設置されたことを確認した。一方,当時の言語政策および概念受容の状況により,「図案」という用語は回避され,「意匠図絵科」という名称が採用された。さらに,課程構成および教育内容の検討を通じて,同学科が実質的に図案教育を実施していたことを明らかにした。以上より,意匠図絵科は近代中国デザイン教育の発端を構成する重要な事例として位置づけられる。
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