講演情報

[B-10-05]戦後復興期以降の七宝焼における技法書の役割とその変遷

*蛭田 直1 (1. 神戸芸術工科大学)
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キーワード:

Shippo-yaki、Technical Manual、Craft Transmission

戦後復興期以降、七宝焼は技法書の刊行をきっかけに手工芸・趣味として広く普及し、1980〜90年代に最盛期を迎えた。本研究は45冊の技法書を対象とした文献調査にもとづき、刊行の変遷と社会的背景を分析する。分析の結果、技法書の刊行は釉薬の商品化・小型電気炉の普及・七宝教室の拡大という三要素と強く連動していたことが明らかになった。また執筆者は、産業関係者・美術工芸系作家・異分野独学者の三類型に分類できる。2020年代以降、技法書の刊行は事実上なくなった。体系的な技法記録の不在は、現在の技術継承における深刻な課題である。

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