講演情報
[D-02-02]場の中で立ち上がる目的をことばにするデザイン〜北海道むかわ町におけるランブリングデザイン運動によるデザインリサーチを事例として〜
*横溝 賢1、山本 晴日2、藤村 創空2、反橋 凛乃2、丸山 幸伸3、大塚 裕介4 (1. 札幌市立大学、2. 札幌市立大学 デザイン学部、3. (株)日立製作所/武蔵野美術大学、4. 北海道大学 産学・地域協働推進機構)
キーワード:
Rambling Design Activity、Research through Design、、Designing the Co-Narrative Tools
ランブリングデザイン運動(以下,ランブリング)とは,あてもなく現場を歩いてみることから,あるがままの生活世界を描き出す実践モデルである.この考え方は,目的設定に基づいて線形的に開発を推進する産業デザインに対するカウンター概念として提起された.ランブリングを通じて現れるのは,人びとの生き方,即ち場に埋め込まれた事物と人びととの情緒的な結びつきである.それら結びつきを大事にしようとする心もちが生まれることにより,デザインの「目的」が自ずと立ち上がる.ランブリングはこれまで目的をもたずに実践する態度として理解されてきたが,本稿では,目的が場の中で生成されるものと捉え直す.ここで言う〈目的〉は、事前に設定される課題や目標ではなく、場と人の関わりの中で生成され、社会的行為を導く価値の方向性として立ち上がるものを指す.本稿では,北海道むかわ町における日立製作所(以下,日立)とのランブリングによるデザインリサーチを省察することから,場に生成する目的をことばにするデザインの知のはたらきを考察する.
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