講演情報
[PA-13]1996「静岡産地の歴史展」出品のオリジナル鏡台と復刻鏡台との関係戦時下日本の実用家具のデザインと技術の特質解明・鏡台編(3)
*新井 竜治1、谷本 尚子2、益岡 了3、古賀 信也4 (1. 九州大学 総合研究博物館、2. 京都精華大学 デザイン学部、3. 大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部、4. 九州大学 大学院 農学研究院)
キーワード:
Dressing Table、1996 Shizuoka Furniture Exhibition、Utility Furniture
本稿は、シズオカ[KAGU]メッセ‛96(静岡県家具工業組合主催)において開催された企画展「静岡産地の歴史展:360年の歴史と技」(1996年展)に出品された江戸・明治・大正・昭和初期(戦前)・昭和中期(昭和40年代頃まで)の歴史的静岡鏡台(行方不明)と、1996年展の出品鏡台を精緻に模した復刻鏡台(静岡市地場産業係所蔵)とを比較して、各復刻品がどのオリジナル品を復刻したものかを明らかにするものである。この同定作業にあたり、『家具公定価格集』「鏡台針箱類」の規格表・格付表の文言解読、静岡県家具工業組合の所蔵資料(アルバム・ポジ・ネガ・目録)の収集精査、復刻鏡台14台の実測・撮影・CAD製図など、論者らの一連の既往研究成果を活用した。その結果、歴史的静岡鏡台の復刻鏡台は、オリジナル鏡台の台と鏡の形状・サイズ・杢板使用箇所・塗装箇所を正確に模し、類似樹種を選定して復刻したものであり、現在行方不明のオリジナル鏡台のデザインと技術を今日に伝える貴重な歴史的資料であることが判明した。
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