講演情報
[PA-18]演奏時の予備動作に着目した音楽への肯定的原体験を育む幼児用教材の提案
*細谷 真央1 (1. 法政大学大学院 デザイン工学研究科 システムデザイン専攻)
キーワード:
percussion、rythmique program、workshop
本研究は、音楽に対する苦手意識の要因を明らかにし、幼児期に音楽を楽しいと感じる原体験を育むことを目的とする。フィールドワークでは、幼児教育施設や小学校において、音楽に合わせて身体を動かす活動が重視されていることが確認された。また、高校の軽音楽部への調査から、初心者が演奏でつまずく要因として、音を鳴らす前の身体的な予備動作への理解不足が挙げられた。これらの結果を踏まえ,本研究では身体運動と音楽を結びつける教育法であるリトミックに着目し、楽器と組み合わせた幼児用教材の提案を行った。複数のプロトタイプを制作し、音の種類や構造の違いが予備動作の理解に与える影響を検証した。その結果、振り上げ動作によって音が生じる構造は、予備動作を身体的に体感できる点で有効であることが明らかとなった。さらに、共鳴構造や材質の検討により音質を改善するとともに、安全性にも配慮した。また、本楽器を用いたリトミックプログラムを設計し、ワークショップを通じて検証を行った。その結果、幼児は身体の動きと音の連動を楽しみながら活動しており、音楽に対する肯定的な体験の創出や予備動作の理解促進に寄与する可能性が示された。
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