講演情報

[PA-36]人と共生関係を築き、書棚を綺麗に保つ掃除ロボットの提案本棚に棲む、機械で奇怪な隣人 『Poú Poú』

*吹ノ戸 萌李1、赤井 愛2 (1. 大阪工業大学大学院、2. 京都工芸繊維大学)
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キーワード:

Human-Robot Interaction、Cleaning Robot、Human-Dependent Robot

人が機械の動きに生物らしさや感情を見出し,それに関与しようとする特性に着目する。本研究では,埃が蓄積しやすい書棚を対象とし,人とロボットが協働して書棚を清潔かつ整然とした状態に保つことを目的とした掃除ロボット『Poú Poú』を提案する。生物らしさや感情が見出される既存のプロダクト事例を参考に,目を引く「動き」と手助けしたくなる「弱さ」(ユーザの介入を必要とする不完全性)という設計要素の導入を試みた。本ロボットは,書籍に擬態した本体と,埃を除去するためのウデ(アーム)から構成される。本体は書籍と同様に書棚に設置され,そこからドライシートを装着したウデを伸ばして書籍上部の埃を除去する。ウデには,埃を除去する機能性と,ユーザの興味を引く奇妙さの両立を意図し,タコの動きを模倣した機構を採用した。また,自立移動ができないため書棚全体を掃除するためには,人がロボットを移動させる必要がある。この過程において,失せ物の発見や書籍との再会といった体験の創出を意図している。今後は長期間書棚に設置した場合の埃の蓄積状況と、提案する共存の形が実際に成立するかを検証する必要がある。

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