講演情報

[PA-39]物理鍵の非物質化に伴う関係変容に関する基礎的考察鍵の授受における象徴的行為と身体性に着目して

*服部 慎之丞1、丸山 幸伸1 (1. 武蔵野美術大学 大学院 造形構想研究科)
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キーワード:

象徴的行為 (Symbolic Action)、関係性のデザイン (Relationship Design)、身体性 (Embodiment)

近年、鍵はスマートロックの普及により急速にデジタル化(非物質化)している。鍵は従来、防犯装置であると同時に、合鍵の授受に象徴される信頼や親密さといった関係性の成立・維持・終結を媒介する「象徴的行為の装置」として機能してきた。
本研究では、物理的な鍵を人間同士の関係を秩序づける能動的なアクター(ANT)として捉え直し、デジタル化によって失われる情緒的・身体的意味を明らかにすることを目的とする。
研究方法として、物理鍵およびデジタルキーの利用経験者を対象とした半構造化インタビューを実施し、授受の前後におけるユーザーの感情変容を「時間軸構造分析」によって可視化する。特に施錠時の手応えや音といった身体的フィードバックが、安心感や境界意識の構築に与える影響を検討する。
本研究を通じ、鍵を「関係操作のインターフェース」として再定義し、デジタル環境における新たな関係形成の設計指針を提示する。

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