講演情報

[PA-40]画面上のキャラクター操作における温度感覚に関する研究

*田中 楠乃1、山田 博之1 (1. 筑波大学)
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キーワード:

Thermal perception、Avatar ownership、Digital games

本研究では、映像視聴(受動条件)とキャラクター操作(能動条件)という提示条件の違いが、温度感覚の主観評価および生理反応に与える影響について検討した。被験者21名を対象に、ニュートラル・暑さ・寒さの3つの温度刺激条件を設定し、質問紙による主観評価および心拍・皮膚電気活動を測定した。主観評価のうち尺度が統一された項目については二要因反復測定分散分析を行い、一部の項目については対応のあるt検定を用いた。
その結果、快適性評価において提示条件と温度条件の交互作用が認められ、特に暑さ条件において操作提示が映像提示よりも快適性評価を高める傾向が示された。一方で提示条件の主効果は限定的であったが、温度感覚の錯覚やキャラクターの影響に関する評価では操作条件が映像条件より高い値を示した。生理指標では心拍において提示条件の主効果が認められた一方で、皮膚電気活動では有意差は認められなかった。以上の結果から、キャラクター操作を伴う能動的体験は、受動的な映像視聴と比較して主観的な温度感覚の一部を増強する可能性が示された。

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