講演情報

[PA-80]ポスターデザインにおける余白知覚の一致度と視覚的要因の分析

*大杖 裕喜1、山田 博之1 (1. 筑波大学)
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キーワード:

余白、ポスターデザイン、広告デザイン

本研究では、ポスターデザインにおける余白知覚の特性を明らかにするため、グリッドベースの余白抽出手法を提案・実装し、検証実験を行なった。前報で用いた描線ベースツールには、描画粒度のばらつき、境界の曖昧さ、操作環境の不統一という3つの課題があった。これらを克服するため、画像を20×20の固定グリッドに分割し、セル単位で余白領域を選択するiPadアプリケーションを開発した。大学生・大学院生22名を対象に、8点のポスター刺激に対する余白選択実験を実施した結果、余白知覚の参加者間一致度はデザインの視覚的特性に強く依存することが明らかとなった。コントラストが高く背景が均一なポスターでは一致度が高く、写真背景を持つポスターでは一致度が低かった。特に写真背景上に文字が配置されたポスターでは、写真全体を画像とみなすグループと写真内の明るい部分を余白として知覚するグループに二極化した。また、質問紙調査から、参加者の余白判断基準は物理的・視覚的・意味的の3類型に大別されることが示唆された。

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