講演情報

[PA-87]「色」と「形」が同期する積層合板の3D切削表現に関する基礎研究-琳派表現の立体化を通して目指す、視覚障害者と晴眼者による美の共有-

*百田 聖一1 (1. 京都美術工芸大学 芸術学部 デザイン・工芸学科)
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キーワード:

ユニバーサルデザイン、インクルーシブデザイン、触覚デザイン

本研究では、視覚的な色彩と触覚的な形態が高度に同期することを目指した、インクルーシブなサーフェス生成手法(凹凸表現)を探求する。3D深度データとCNCルーターによる等厚積層合板の切削を統合することで、伝統的な琳派の美学を物理的なレリーフとして具現化した。実験から生成された等高線状のパターンにより、色彩の境界線が物理的な深度と密接に一致し、「没骨法[もっこつほう]」や「たらし込み」の技法を反映した表現が有効であることを確認した。本手法はインクルーシブな触覚デザインの基盤を構築し、視覚障害者と晴眼者が空間デザインにおいて共通の美的体験を共有することを可能にするものである。

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