講演情報
[P24-01]日米韓の地震危険性が高い地域での地震ハザードモデリングと最新の記録・データ処理技術による地震モニタリングに関する研究概要
*中村 洋光1、岩城 麻子1、内藤 昌平1、今井 隆太1、前田 宜浩1、藤原 広行1 (1. 防災科学技術研究所 巨大地変災害研究領域 地震津波複合災害研究部門)
大地震は世界中で人命や経済に重大な脅威をもたらしている。例えば、2023年トルコ南東部の地震では、5万人以上の死者と数十億ドルの経済被害を引き起こしている。このような大地震は稀な事象であることから地震防災対策に必要なデータや経験が不足している。そのため、未経験の大地震や震源近傍の強い揺れに対して、物理モデルベースの数値シミュレーションによる強震動予測に対する期待が世界的に高まっている。また、光ファイバを活用したDAS(Distributed Acoustic Sensing;分布型音響センシング)観測は、数m間隔の超高密度な振動計測を、数十kmの長大区間で可能となっており、地下構造探査を含め、今後有望なセンシング技術として世界的に注目されている。
このような背景のもと、内閣府が署名した日米韓の国立研究所間の新たな協力に関する協力覚書に基づき、3カ国の国立研究所間の新たな協力に関する研究プロジェクトが開始され、その一環として、日本(防災科学技術研究所)、米国(ローレンス・リバモア国立研究所)、韓国(韓国地質資源研究院)が共同で「日米韓の地震危険性が高い地域における地震ハザードモデリングと最新の記録・データ処理技術を用いた地震モニタリングに関する研究」(以下、本研究と記す)を実施することとなった。ここでは、その概要を述べる。
本研究では、3カ国の最先端のモデリング技術と高性能計算技術(HPC)、及び先端的センシング技術による高密度な地震データを活用し、地震動予測と地震モニタリングの精度を向上させる計算ツールとモデルを開発することを目的とし、具体的には、以下に示す4つの研究テーマを設定し、共同で取り組む。
・決定論的アプローチによる強震動予測のための地震断層破壊モデルの改良
・物理モデルに基づく強震動シミュレーションプラットフォームの開発
・3次元速度構造モデル構築のための新技術開発
・震源のグローバルモニタリングとデータ処理技術の研究開発
その中で、我々は特に、特性化震源モデルにおける断層浅部のモデル化及び複雑な断層形状のモデル化、HPCを用いた強震動シミュレーションと断層近傍での地震動予測の妥当性に関する検討、光ファイバDASアレイを用いた高密度観測による断層近傍での3次元速度構造モデルの高度化と振動源の同定に取り組むこととしている。より詳細な内容については、岩城ほか及び、内藤ほか(いずれも本秋季大会)より報告を行う。
謝辞:本研究は、内閣府特定重要技術研究推進事業の助成を受けたものである。
このような背景のもと、内閣府が署名した日米韓の国立研究所間の新たな協力に関する協力覚書に基づき、3カ国の国立研究所間の新たな協力に関する研究プロジェクトが開始され、その一環として、日本(防災科学技術研究所)、米国(ローレンス・リバモア国立研究所)、韓国(韓国地質資源研究院)が共同で「日米韓の地震危険性が高い地域における地震ハザードモデリングと最新の記録・データ処理技術を用いた地震モニタリングに関する研究」(以下、本研究と記す)を実施することとなった。ここでは、その概要を述べる。
本研究では、3カ国の最先端のモデリング技術と高性能計算技術(HPC)、及び先端的センシング技術による高密度な地震データを活用し、地震動予測と地震モニタリングの精度を向上させる計算ツールとモデルを開発することを目的とし、具体的には、以下に示す4つの研究テーマを設定し、共同で取り組む。
・決定論的アプローチによる強震動予測のための地震断層破壊モデルの改良
・物理モデルに基づく強震動シミュレーションプラットフォームの開発
・3次元速度構造モデル構築のための新技術開発
・震源のグローバルモニタリングとデータ処理技術の研究開発
その中で、我々は特に、特性化震源モデルにおける断層浅部のモデル化及び複雑な断層形状のモデル化、HPCを用いた強震動シミュレーションと断層近傍での地震動予測の妥当性に関する検討、光ファイバDASアレイを用いた高密度観測による断層近傍での3次元速度構造モデルの高度化と振動源の同定に取り組むこととしている。より詳細な内容については、岩城ほか及び、内藤ほか(いずれも本秋季大会)より報告を行う。
謝辞:本研究は、内閣府特定重要技術研究推進事業の助成を受けたものである。
