講演情報
[1A10]JENDL-4.0とJENDL-5を用いたJAEA/FNS鉄実験解析
*今野 力1、権 セロム2 (1. JAEA、2. QST)
キーワード:
FNS鉄実験、JENDL-4.0、JENDL-5、鉄データ、DORT
JENDL-5のベンチマークテストの一環でJAEA/FNSの鉄実験解析をMCNPコードで行ったところ、JENDL-5とJENDL-4.0で10MeV以上および10keV以下の中性子束が最大10%程度異なった。そこで、DORTコードを使ってその原因を詳細に調べた。その結果、10MeV以上の中性子束の差は56Feの弾性散乱、(n,2n)反応、(n,np)反応データの違いにより生じ、10keV以下の中性子束の差は56Feと57Feの非弾性散乱データの違いにより生じたことがわかった。