講演情報
[2C05]新型炉開発のための核設計データ同化フレームワークの構築(1) 核設計データ同化フレームワークの概要
*長家 康展1、巽 雅洋2、遠藤 知弘3、千葉 豪4、多田 健一1、福島 昌宏1 (1. JAEA、2. 原子力エンジ、3. 名大、4. 北大)
キーワード:
新型炉、核設計、データ同化、フレームワーク
カーボンニュートラルとエネルギー安全保障を実現するために、小型モジュール炉(SMR)をはじめとする様々な新型炉が提案されている。従来、核設計の予測精度はモックアップ臨界実験により評価してきたが、昨今の状況からモックアップ臨界実験を実施することは非常に困難な状況である。そこで、新たに臨界実験を実施することなく核設計の予測精度を評価するため、核設計データ同化フレームワークの構築を開始した。本フレームワークは、新型炉に対する炉物理実験データベース、核設計精度評価用のデータ同化手法ツール、および炉心解析システムで構成される。本報告では、開発中のフレームワークの概要や開発状況について述べる。