講演情報
[2E05]プールスクラビングによるエアロゾル除去に関する実験的研究
*三輪 虹太朗1、河口 宗道1、澤 和弘1 (1. 北大)
キーワード:
プールスクラビング、エアロゾル、除染係数、気泡分布
プールスクラビングによる除去効果の指標である除染係数は気泡径に大きく依存するため、気液界面の除去効果への影響把握は重要である。本研究では、気泡径を0 - 4.0cmまで変化させた場合の除染係数を計測したところ、気泡の直径1.0-1.5cmにおける除染係数の実験値と計算値が一致した。また、気泡体積は、いずれの直径でも突出して大きい値は見られなかった。そのため、一定の大きさの気泡が支配的にはならずに、すべての気泡が除去効果に互いに影響した結果、中間の大きさの直径1.0-1.5cmの気泡が除染係数に最も影響を及ぼしたと考察した。