講演情報
[3B09]高エネルギーX線を用いた非破壊検査の散乱除去に関する手法の検討
*神近 祐平1、長谷川 秀一1、李 振軍1、杉田 彰夫1 (1. 東大)
キーワード:
X線、非破壊検査、散乱補正、画像処理
高エネルギーX線を用いた橋梁などのインフラの非破壊検査においては、適切な診断のために画像から散乱を取り除く必要がある。X線診断技術は主に医療分野においてすでに幅広く用いられており、それらに対応した散乱除去技術も数多く開発されている。しかし、医療分野で対象となる散乱量は、橋梁検査で扱う厚みのあるコンクリートによる散乱と比べて小さい。本研究では、橋梁検査を対象にインフラ検査向けの画像処理手法の確立を目指している。本講では、橋梁等に焦点を当て、厚みのあるコンクリートに対する既存の散乱除去技術の適用可能性を検討し、結果について報告する。