講演情報
[3C04]先進的核熱連成シミュレーションシステムの開発(12) MVP/NASCAを用いたBWR全炉心核熱連成解析
*多田 健一1、近藤 諒一1、神谷 朋宏1、福田 貴斉1、小野 綾子1、長家 康展1、吉田 啓之1 (1. JAEA)
キーワード:
核熱連成シミュレーション、JAMPAN、MVP、NASCA、BWR、全炉心
JAEAでは、核熱連成シミュレーションの実現に向けて、マルチフィジックス用プラットフォームJAMPANの開発を行っている。前回の報告では、各集合体の入口流量調整機能など、MVP/NACAによるBWRの多集合体体系の解析に必要な機能を整備した。本発表では、これらの機能を用いてMVP/NASCAによる全炉心解析を実施した。解析体系は、OECD/NEAのPhase-3Cベンチマークを用いた9×9燃料集合体を並べた仮想的なBWR全炉心体系と、OECD/NEAのPeach Bottom2号機のタービントリップベンチマークに記載されている初装荷炉心の二通りである。本発表では、これらの全炉心核熱連成解析結果について報告する。