講演情報
[3D04]データ駆動型音響診断を基盤としたNa冷却高速炉の炉内異常の早期検知の検討(4) 適用性の評価
*相澤 康介1、植木 祥高2 (1. JAEA、2. 東京理科大)
キーワード:
ナトリウム冷却高速炉、音響計測、プラント適用性
Na高速炉の炉心における冷却材沸騰事象の早期検知による安全性強化技術の開発を目的とし、局所閉塞事故における事象の発生・推移と各種計測手段による検知可能性を推定した。その結果、音響手法は局所沸騰発生を検知できる可能性を有しており、他種計測と比較し優れた有用性が期待され、早期検知の適性を有することを示した。また、実プラントへの装荷に係る要件の整理、ならびに各要件に対する現状技術での充足性を評価した結果、音響手法に係る蓄積技術の応用を図ることでハードウェアについて実現の見通しが有ることを示した。