講演情報
[3G12]沸騰遷移後の燃料被覆管の健全性評価試験技術の開発
*坂本 寛1、樋口 徹1 (1. NFD)
キーワード:
燃料被覆管、沸騰遷移後、急速加熱、健全性評価
運転時の異常な過渡変化により沸騰遷移が起こると、燃料被覆管は表面熱伝達率の低下に伴い温度が上昇する。このような沸騰遷移が起こった場合を想定し、設計・運転の自由度を拡張するための方策の一つとして運転時の異常な過渡変化の安全評価において過渡的な沸騰遷移の発生を許容することが望ましく、また、安全性に影響を及ぼすことなくこれを行うことが可能であると考えられる。しかしながら、沸騰遷移後の燃料被覆管の破損や健全性評価に関する試験データは不十分であるため、本研究では照射済燃料被覆管を用いたホット試験が実施可能な試験システムの開発を開始した。発表では、未照射被覆管を用いたモックアップ試験結果について紹介する。