セッション詳細

[G02-1pm]光化学の新展開:動的エキシトンからのアプローチ

2024年3月18日(月) 13:00 〜 15:40
G02(階段教室 小)
座長、シンポジウム関係者:家 裕隆、梶 弘典、今堀 博、小堀 康博
光化学は、エレクトロニクス、エネルギー、医薬・医療、機能性材料など現代社会において多様な貢献を期待されている。その根幹を司るドナー・アクセプター(D・A)相互作用では、今まで電荷移動を、クーロン相互作用による「静的エキシトン」として捉えてきた。しかし、D・A 系ではそれ以外にも、核や格子の運動、スピンと軌道の相互作用などが動的効果として時間発展的に働いている。本特別企画では、動的エキシトンに関連する有機合成,理論化学, 材料化学の新進気鋭の研究者から最先端の研究成果を紹介いただき、動的効果を含む電荷移動状態操作の理解と利用を通じて、動的エキシトンに基づく新機能実現に向けた分子設計指針を議論する。

[G02-1pm-01]有機分子の高速室温りん光:その機構と分子設計

○谷 洋介1,2 (1. 阪大院理、2. 阪大ICS-OTRI)
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[G02-1pm-02]熱活性化遅延蛍光分子の進展:有機ELからフォトンアップコンバージョン

○中野谷 一1 (1. 九州大学)
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[G02-1pm-03]動的エキシトン制御を志向した低分子有機半導体開発

○山田 容子1 (1. 京都大学)
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[G02-1pm-04]有機薄膜太陽電池における効率的な電荷生成実現に向けた材料設計

○尾坂 格1 (1. 広島大学)
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[G02-1pm-05]電荷キャリアと励起状態の動的挙動:時間分解測定によるアプローチ

○佐伯 昭紀1 (1. 大阪大学)
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[G02-1pm-06]動的エキシトン観察手段としての実時間シミュレーション:有機太陽電池における電荷分離過程を例に

○浦谷 浩輝1,2 (1. 京大院工、2. JSTさきがけ)
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[G02-1pm-07]光が駆動する触媒システムの構築と有機合成への応用

○金井 求1 (1. 東京大学)
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