セッション詳細
[A1421-2am]ERATOニューロ分子技術:成果と展望
2024年3月19日(火) 9:00 〜 11:40
A1421(14号館 [2階] 1421)
2018年秋から神経/脳科学へ貢献する化学の開拓を目指して、JST/ERATOニューロ分子技術プロジェクトがスタートし、最終年度を迎えようとしている。脳は高度な生命活動の中枢であり、またその破綻は認知症や精神疾患などの疾病に繋がるため、基礎サイエンスから応用まで、幅広い分野と繋がる重要な研究分野である。我々は、神経伝達の根幹を担う神経伝達物質受容体と呼ばれる膜タンパク質を中心標的として、可能な限り脳内の3次元ネットワークを維持したままでの、化学修飾やイメージング解析、制御・介入を可能とする分子技術の開拓に悪戦苦闘してきた。本企画では、脳内での受容体イメージングや制御、オミクス解析に資する分子技術の開発とその応用の現状を紹介し、未踏のフロンティアでもある脳神経系への化学的アプローチの将来に関しても、化学会の皆様と議論する場を提供させて頂きたい。
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