日本応用糖質科学会2025年度(第74回)大会

会長挨拶

日本応用糖質科学会
会長 天野 良彦
信州大学 特任教授
 

 皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます.平素は(一社)日本応用糖質科学会に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます.
 

 当学会は,澱粉を始めとする各種糖質の科学および関連する酵素科学の進歩を図り,科学,技術および関連産業の発展に寄与することを目的に活動を行っています.学会の発足は1952年に「澱粉工業会」として設立されましたが,その後1972年に「日本澱粉学会」に,また,対象とする糖質科学分野の広がりを受け,1993年に「日本応用糖質科学会」と改称しました.さらに,2015年7月には「一般社団法人 日本応用糖質科学会」として新たにスタートし,現在に至っております.発足当時から,企業,大学,公的研究機関等に所属する幅広い研究者・技術者との密接な協力のもとに,基礎だけでなく実用面からも学術的な研究活動を続けて社会に貢献しております.また,本学会は全国に7つの支部を有しており,各支部も活発に活動を行い地域に貢献しております.
 当学会では,メイン事業として毎年9月に年次大会を開催し,会員の研究成果を発表することで糖質科学分野の新しい情報を発信しています.特に若手の研究者の育成のため、学生の発表も多く、ポスター賞も授与しております.70年以上にわたり積み重ねてきた英知を基盤として,これからも応用糖質科学の分野の学問・研究を未来に向けて発展させ社会に貢献していきたいと思います.
 本年は,糖質科学の未来に向けて進化する年次大会を岡山の地で開催します.本大会を成功させるべく,現在,大会実行委員会の皆様が一丸となって準備を進めているところです.本大会は全面的に対面開催とし,会員相互の交流も活発にしていきたいと思っております。また、例年会員外からの参加も多く、会員内はもちろんのこと、会員外に向けても有意義な情報発信を行って参りたいと思っております.糖質は日本における大切な食糧供給のメインとなる成分です。また、昨今の地球環境変化に対応した糖質の生産から利用まで、幅広い研究が必要です。さらに、SDGsなど持続的な発展にも貢献できる分野ですので,皆様の奮ってのご参加を期待しております.

 最後になりましたが,皆が幸福に暮らせる世の中となりますように、学会としても貢献して参りたいと思っております.皆様のより一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます.