講演情報
[14a-K103-1]ダイヤモンド量子メモリによる量子中継レートの向上
〇レイエス ラウスティン1、藤原 太朔1、関口 雄平2,3、牧野 俊晴2,4、加藤 宙光2,4、小坂 英男1,2,3 (1.横国大院理工、2.横国大QIC、3.横国大IAS、4.産総研)
キーワード:
量子中継、NV中心、ダイヤモンド
我々は量子中継を実現するデバイスとしてダイヤモンド中の窒素空孔中心(以下NV中心)に着目して研究している。我々が目指す発光-吸収方式の量子中継は光子の吸収による遠隔もつれ生成が確率的に起こる。本研究ではNV中心に存在する窒素スピン量子メモリを用いて、量子状態を保持しながらもつれ光子の発光を繰り返し行うことにより、遠隔もつれ生成の確率が向上し、結果として量子中継レートが向上することを示した。