講演情報

[14a-K103-6]自己整合ゲートを持つFDSOI量子ドット中の正孔スピンにおけるコヒーレントなスピン制御の実現

〇佐藤 優介1、Ibad Sayyid1、柳 至2、峰 利之2、土屋 龍太2、久本 大2、水野 弘之2、溝口 来成1、米田 淳1,3、小寺 哲夫1 (1.Science Tokyo、2.日立研開、3.東大)

キーワード:

シリコン量子ドット、正孔スピン、ラビ振動

シリコン正孔スピンは、追加構造を伴わず高速なスピン操作が可能であり、量子ビットの有望な候補である。本研究では、大規模量子ビットへの拡張に有用な完全欠乏型silicon-on-insulator技術と、より微細なゲート構造を形成可能な自己整合技術を用いて作製された量子ドットにおいて、正孔スピンのコヒーレントな制御を実証した。この結果により、本構造における正孔スピン量子ビットの有望性を確認した。