講演情報
[14a-K201-3]マイクロ流路プレート内の気液界面プラズマ生成
〇吉木 宏之1、遠田 明広2 (1.仙台高専、2.鶴岡高専)
キーワード:
大気圧マイクロプラズマ、マイクロ流体、金ナノ粒子
大気圧プラズマをHAuCl4水溶液に照射してプラズマ気液界面で生成する水和電子や水素原子による還元を利用する方法(プラズマ還元)が提案されている。この方法は還元反応(核生成)をプラズマのON/OFFでデジタル的に制御できる利点がある。しかし、還元試薬による化学反応やプラズマ還元反応では、ナノ粒子の核生成と核成長が同時に進行するので粒径分布は広がり単分散化には課題が残る。また、プラズマ照射OFF状態でも溶液中に金属イオンが豊富に存在すると粒子成長が進行するので触媒活性を発現する粒径(φ2-5 nm)を得るには核成長の停止操作が必要となる。そこで、二相合流マイクロ流体では拡散による物質移動が支配的、また大きな比界面積を有する等の利点に着目して、マイクロ流路プレート内での気液二相合流で気液界面プラズマ反応場を実現することを提案する。
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