講演情報
[14a-K209-4]マグネシウム二次電池正極材料Mg1+2xMn2-3xVxO4の正極特性と量子ビームを用いた平均・局所構造解析
〇矢竹 克1、北村 尚斗1、石橋 千晶1、井手本 康1 (1.東京理科大学)
キーワード:
Mg二次電池、正極、結晶構造
近年、次世代二次電池の開発が進められており、その候補としてマグネシウム二次電池が特に注目されている。一方、正極材料中では2価のMgイオンと酸化物イオンとの静電的相互作用が強いため、マグネシウムイオンが挿入・脱離しにくいという問題がある。そこで、本研究では高い放電容量を示すMgMn2O4の部分置換に着目し、Mnの一部をVで置換することで正極特性の改善を試みると共に、V置換が平均構造や局所構造に及ぼす影響について詳細に検討した。