講演情報

[14a-K210-3]高圧下におけるMg2Si熱電材料の熱伝導測定

〇森 嘉久1,2、大上 亮2、秋元 優花1、芳野 極3 (1.岡理大理、2.岡理大院理工、3.岡大惑物研)

キーワード:

高圧、熱伝導、熱電材料

高圧下におけるMg2Si熱電材料の熱伝導測定を試みた。これまでは高圧セルの構造上、高圧下における熱電性能としてはゼーベック係数と電気伝導度の測定に限られていた。今回は、熱伝導率も同時に測定できるように高圧セルを改良し、実際に測定を実施した。
結果として、熱伝導度を求めるために必要な位相差パラメータを取得することには成功した。位相差から電気伝導度を計算するためにはいくつかのパラメータを数値入力するが、高圧下で全てのパラメータ値を取得することは困難なため、それに関しては常圧の値を採用したが、その計算結果は並行で実施していた理論計算による結果と比較しても妥当な値であった。