講演情報

[14a-K506-6]銀ナノワイヤーと銀ナノ粒子の接点におけるプラズモン増強2光子励起発光の電磁解析

〇伊藤 民武1、山本 裕子2 (1.産総研、2.北陸先端大)

キーワード:

プラズモン増強分光、非線形分光

金や銀のナノ粒子(NP)やナノワイヤー(NW)の2量体の間隙にはプラズモン共鳴増強電場領域(ホットスポット HS)が存在している。HSでは高い電場増強因子(F)により連続(cw)光励起でも非線形光学効果が生じる 。前回、NWとNPの接点に形成されたHSを近赤外(NIR) cw光で励起した時、表面に吸着した色素のハイパーラマン散乱光等の増強2光子励起発光する現象を見出した。今回はその現象を電磁解析法(FDTD法)を用いて再現し実験と比較したので報告する。