講演情報
[14a-K507-3]2点架橋したAβ 2量体を基準としたAFMによるオリゴマーの構造解析
〇原田 力1、松井 温哉1,2、入江 由美3、内野 歩美3、筑後 文馨3、藤井 洸太朗1、細井 克馬1、中西 章夫1、景山 裕介1、成瀬 延康1、塚野 千尋3、入江 一浩3,4、目良 裕1 (1.滋賀医大、2.天理よろづ相談所病院、3.京大農、4.同志社大)
キーワード:
アミロイドβ、原子間力顕微鏡
アルツハイマー病の病理研究では、アミロイドβ(Aβ)オリゴマーが重要な役割を果たすとされているが、その形態や種類の多様性のため詳細な解析が困難であった。本研究では、Aβダイマーやトリマーを人工的に合成することで形態を制御し、原子間力顕微鏡を用いて高さ情報を精密に解析する手法を確立した。Aβダイマーは球状粒子として観測され、その高さ分布のヒストグラム解析から、分子間平行βシート構造の存在を示唆するピークが検出された。