講演情報

[14a-P05-11]一般型高精度万能旋光計によるBi2Sr2CaCu2O8+δ単結晶
の擬ギャップにおける時間反転対称性の評価

〇(B)岡野 洸明1、チョウ コン1、時田 桂吾1、中川 鉄馬2、中西 卓也2、藤田 全基3、朝日 透1,2 (1.早大理工、2.早大総研機構、3.東北大金研)

キーワード:

超伝導体、光学活性、複屈折

我々は、Bi2Sr2CaCu2O8+δ (Bi2212) の擬ギャップにおける相転移仮説を検証するために、低温冷却可能な一般型高精度万能旋光計 (G-HAUP) を新たに開発・構築し、Bi2212の時間反転対称性の存否を、相反・非相反的な円複屈折 (CB)、円二色性 (CD) を測定することにより、評価した。本研究では、新たに構築したG-HAUPの測定分解能を定量的に評価し、測定した相反・非相反的なCB・CDと、時間反転対称性の破れの存否を定量的な観点から考察したので、報告する。