講演情報

[14a-P05-6]ニッケル系超伝導体候補物質Sr2NiO2Cl2の高圧合成と電気抵抗測定

〇(M1)岡 駿佑1,2、山根 和樹1,2、永田 響1,2、植木 祐太1,2、櫻井 裕也1、松本 凌1、寺嶋 健成1、高野 義彦1,2 (1.物材機構、2.筑波大院)

キーワード:

超伝導、ニッケル化合物、複合アニオン

本研究では、層状ニッケル化合物Sr2NiO2Cl2を対象とした。本物質は、理論研究によって高圧下で超伝導を示すことが予測されている。我々は本物質の高温高圧合成を行い、得られた試料をダイヤモンドアンビルセル(DAC)高圧装置に封入することで高圧下電気抵抗測定を行った。その結果、Sr2NiO2Cl2は常圧では100 MΩ以上の絶縁体であり、圧力を印加すると電気抵抗の減少を示した。