講演情報
[14p-K206-7]層状Ni酸化物の常圧下バルク体での超伝導実現
〇上原 政智1、宮武 知範1、髙橋 晃也1、大坂 悠馬1、藤原 隆央1、中村 荘太1 (1.横国大院工)
キーワード:
層状Ni酸化物、超伝導
層状Ni酸化物は、二次元NiO2 面を持ち、結晶構造や電子状態が銅酸化物高温超伝導体と極めて類似していることから超伝導発現が期待されていた。実際LnNiO2(Ln=lanthanoid)、Nd6Ni5O12の薄膜や、高圧下においてLa3Ni2O7 、La4Ni3O10が超伝導を示すことが報告されている。更なる研究の進展や応用への展開として常圧下バルク試料において超伝導が実現することが強く望まれる。本講演では層状Ni酸化物における常圧下バルク超伝導の実現を目指す試みを紹介する。